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アイソスタシー(isostasy)とは、比較的軽い地殻が、重く流動性のある上部マントルに浮かんでおり、地殻の荷重と地殻に働く浮力がつりあっているとする説。地殻均衡(説)ともいう。山脈の下の物質は他の土地に比べ密度が小さいとされる。

歴史[]

ヒマラヤ山脈での鉛直線偏差を説明するためにエアリー(George Biddell Airy、1855)とプラットJohn Henry Pratt、1859)が唱えた説で、後にダットン(C. E. Dutton、1889)が「アイソスタシー」と命名した。

スカンジナビア半島[]

スカンジナビア半島は2000mの氷床に覆われていたが氷期が終わり氷床が溶けたため上部マントルにかかる地殻の荷重が小さくなった。そのため、荷重と浮力の均衡を保つために現在スカンジナビア半島は年に1~2cmの速さで隆起している。

関連項目[]