エアロゾル (aerosol) は、分散媒が気体の分散系。つまり、気体の中に微粒子が多数浮かんだ物質である。エアロゾルの微粒子(あるいはエアロゾルの別名)を煙霧質(えんむしつ)という。なお俗に、微粒子のことをエアロゾルと呼ぶことがあるが間違いである。
ゾルとは分散媒が液体のコロイドのことであり、エアロゾルはそれにエアロ(空気)を付けた言葉である。ただし、分散媒は空気に限らずさまざまな気体があり、たとえばスプレーによるエアロゾルの分散媒はプロパンなどである。また、コロイド(粒子が約百nm以下)に限らず、より大きい粒子のものもある。
微粒子には、液体と固体がある(気体は混ざってしまうのでありえない)。厳密な用語ではないが、液体のエアロゾルを霧やミスト、固体のエアロゾルを煙や粉塵と言う。ただし、タバコの煙など、刺激性の液体のエアロゾルは煙と認識される。
微粒子のサイズは、10nm程度から1mm程度までさまざまである。ある程度大きなもの(定義はさまざまだが、1µm~、0.2~10µm など)を塵埃(じんあい)という。
関連項目[]
ar:جسيمات (غلاف جوي) bs:Aerosol bg:Аерозол ca:Aerosol cs:Aerosol da:Aerosol eo:Aerosolo et:Aerosool eu:Aerosol fi:Aerosoli gl:Aerosol he:תרסיס hr:Aerosol hu:Aeroszol id:Aerosol it:Aerosol nl:Aerosol no:Aerosol nn:Aerosol pl:Aerozol pt:Aerossol sk:Aerosól sr:Аеросоли su:Aérosol sv:Aerosol th:ละอองลอย tr:Aerosol uk:Аерозолі