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ファイル:Edge of Aso caldera.jpg

阿蘇カルデラ

ファイル:TateyamaCaldera.jpg

立山カルデラ

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浅間山カルデラ

ファイル:HarunaKo.jpg

榛名山カルデラ

ファイル:Ohatidaira caldera daisetuzan hokkaidou japan01.jpg

御鉢平カルデラ

ファイル:Hakone-caldera from Mt.Kintoki.jpg

箱根カルデラ

ファイル:20091206妙高山黒姫山Tagged.jpg

馬蹄形爆発カルデラの中央火口丘妙高山外輪山三田原山空撮(航空写真リンク)

ファイル:20061213高原山Tagged.jpg

塩原カルデラ

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沼沢湖(カルデラ湖)

ファイル:Aerial photo of Okama, the crater lake of Mt. Zaō in 1976.jpg

馬の背カルデラと御釜(火口湖)

カルデラの一覧(日本)(カルデラのいちらん(にほん))は、日本の主なカルデラのリストである。

カルデラは、山中のや開けたなどの風光明媚な地形を造り、マグマの熱はたくさんの温泉を湧出させている。ここでは、日本で著名なカルデラについてから順に解説する。

九州地方[]

鬼界カルデラ(きかいカルデラ)
薩摩半島屋久島の間の竹島および硫黄島付近。7,300年(暦年補正なしでは6,300年)前の噴火では、火山灰を100km3(総噴出量170km3)も噴出した。この時の火山灰は、東北地方を含むほぼ日本全国で存在が肉眼で認められ(広域テフラ)、アカホヤ層として、地層年代分析の基準(鍵層)として使われる。噴出した火砕流は50km以上も海面を流走して南九州に達した。
阿多カルデラ(あたカルデラ)
鹿児島湾の湾口部分に相当するカルデラ。約11万年前の噴火では火砕流や降下軽石など250km3以上を噴出。付属して池田カルデラ池田湖)、山川、鰻池マール群がある。開聞岳指宿温泉阿多カルデラに関連する活動である。
姶良カルデラ(あいらカルデラ)
桜島。鹿児島湾最奥部の桜島より北側に相当。直径約20kmのほぼ円形。鹿児島市が隣接する。2万5千年前の噴火では、火山灰が150km3も日本全国に堆積し(広域テフラ姶良Tn)、火砕流200km3は数十mの厚さに達しシラス台地を形成し(入戸火砕流と呼ばれる)、大隅半島に大量の軽石を降らせた。桜島は姶良カルデラに付随した火山と考えられている。
猪牟田カルデラ(ししむたカルデラ)
大分県西部にある埋没したカルデラ。約100万年前に約110km3耶馬溪火砕流、約90万年前に約90km3今市火砕流という2つの大規模火砕流を噴出した。前者の堆積面が侵食されてできたのが名勝耶馬溪である。カルデラ地形は中央火口丘の活動で埋没し確認できない。
加久藤カルデラ(かくとうカルデラ)
加久藤盆地鹿児島県に接する宮崎県南西部。30万年前に火砕流を50km3以上も噴出した。南縁付近に発生した火山(霧島山)の成長によりほとんど覆い尽くされ、カルデラとは一目では分かりにくくなっている。そのため知名度が低いカルデラであったが、石黒耀の小説の『死都日本』で加久藤火山が前回と同規模の噴火を起こす様子が描かれて話題となった。
阿蘇カルデラ(あそカルデラ)
阿蘇山。現在も活発な中央火口丘を持っている。直径20km以上あり、カルデラ内に多くの人が住み鉄道道路が走っている。阿蘇カルデラの大噴火は調査によれば4回あったと推定されるが、一番、大きかったのは9万年前に発生した4回目の噴火である。このときの総噴出量は富士山の山体体積を上回る600km3に達し、火砕流は九州の半分近くを覆い尽くし、火山灰は日本全国に降下した。宮崎県の高千穂峡谷はこのときの火砕流堆積物(溶結凝灰岩)を河川が侵食したものである。

中国地方[]

大山カルデラ(だいせんカルデラ)
三瓶カルデラ -島根県中央部、約10万年前に巨大噴火
鳥取県の西部にある伯耆大山にあるカルデラ。主峰の剣ヶ峰~三鈷峰と外輪山の烏ヶ山・矢筈ヶ山・甲ヶ山・勝田ヶ山・船上山などが囲む鏡ヶ成や元谷地域に存在するとされるが崩壊が著しく不明瞭になっている。

中部地方[]

立山カルデラ(たてやまカルデラ)
富山県の南東部にある立山火山にあるカルデラ。山の崩壊や侵食によってできた侵食カルデラである。富山県立山町には、立山カルデラ砂防博物館があり、カルデラや周辺の砂防史について展示している。
 御岳カルデラ(おんたけカルデラ)約10万年前に巨大爆発

関東地方[]

箱根カルデラ(はこねカルデラ)
箱根山の中央部にある、南北11km、東西8kmに亘るカルデラである。周辺の火山灰の研究から、箱根山では大規模な噴火が頻発した時期が2回あることが分かっている。これらの時期は「軽石流期」と呼ばれ(軽石流は火砕流の一種)、さらに古期軽石流期(25~12万年前)と新期軽石流期(8~6.5万年前)に分類される。新期軽石流期最後の大噴火である東京軽石の噴火(6万5千年前)では、軽石が今の東京まで降り注ぎ、火砕流は藤沢付近まで達した。2回の軽石流期の期間中に段階的に形成されたと考えられている。これまで、古期カルデラと新期カルデラが重なっていると考えられていたが、最近の研究により複数の小型カルデラの集合であるという説が出された。カルデラ内に芦ノ湖大涌谷などの観光地がある。
塩原カルデラ(しおばらカルデラ)
栃木県北部の塩原温泉郷付近で35~40万年前に大規模な大田原火砕流を噴出した際に形成された東に開いた馬蹄形カルデラ。カルデラ形成後、西側のカルデラ壁周辺で鶏頂山、中岳、西平岳など成層火山の噴出により半分以上が埋められてしまったため、現在では地形は中央火口丘である前黒山や明神岳、カルデラ壁の内側に沿って流れるスッカン沢、鹿股川など痕跡程度と、カルデラ湖(塩原化石湖、東西約6km、南北3kmの三日月型)の堆積物(塩原湖成層)が塩原温泉郷の西部に一部残っている程度である。形成時には高原山の一部である前黒山の付近を中心に直径10km前後のカルデラであったと推定される。この大規模な大田原火砕流が堆積して日本最大級の扇状地那須野が原の基礎が形成された。

東北地方[]

沼沢カルデラ(ぬまざわカルデラ)
福島県会津地方の西部にある沼沢湖は直径約2kmのカルデラ湖で、約5000年前の噴火で形成された。約5万年前にもほぼ同じ場所で大規模な噴火があったが、その際にカルデラが形成されたかどうかはまだよく分かっていない。
馬の背カルデラ
蔵王連峰にある。東に開いたC形の外輪山の中に、中央火口丘の「五色岳」、隣接して火口湖御釜がある。
鬼首カルデラ(おにこうべカルデラ)
栗駒山の南東にある。
十和田カルデラ(とわだカルデラ)
四角形のカルデラ湖の南東側に小カルデラ(中湖)をもつ二重カルデラ湖。55万年前の以後に3回噴火した。いずれも火砕流を発生し、その影響による火砕流台地が青森県の各地に残っている。

北海道地方[]

洞爺カルデラ(とうやカルデラ)
典型的な中央火口丘をもつカルデラ湖で、11万年前に噴火し、噴出物は北海道の全域および東北地方に及んだ。南側の有珠山昭和新山は洞爺カルデラに付随した火山である。
倶多楽カルデラ(くったらカルデラ)
直径3km、小型、円形のカルデラ湖。4万年前の噴火で形成された。付近に登別温泉がある。
支笏カルデラ(しこつカルデラ)
カルデラ形成後、その縁に形成された恵庭岳風不死岳により、くびれた形になったカルデラ湖。樽前山は支笏カルデラに付随した火山である。4万年前の噴火では火砕流を100km3も噴出した。
屈斜路カルデラ(くっしゃろカルデラ)
20×26kmの日本最大のカルデラ。約半分は屈斜路湖となっているが、南東縁の成層火山頂上に摩周カルデラ(7000年前)、さらにその縁にカムイヌプリ火口と、三重の火山を見ることができる。また、屈斜路湖摩周湖の間にもアトサヌプリ(硫黄山)などの火山活動があり、湖岸や周辺地域に多数の温泉を有している。
恵山カルデラ-(えさんカルデラ)函館市の東、渡島半島にある。約5万年前に巨大爆発。
御鉢平カルデラ(おはちだいらカルデラ)
大雪山系の中央付近にある。3万年前の噴火で形成された。この時の噴出物は層雲峡の付近で厚さ200mにも達し、現在では巨大な柱状節理を見る事が出来る。なお、この御鉢平カルデラの中心部の底部には、有毒温泉という温泉があり、温泉とともに強力な毒性を持つ硫化水素火山ガスが噴出しているため、カルデラ内部への立ち入りは禁止となっている。

関連項目[]

ウィキメディア・コモンズ

参考文献[]

  • 尾上亨 「栃木県塩原産更新世植物群による古環境解析」『地質調査所報告』No.269、1989年。
  • 萬年一剛 「濁川型カルデラの地質構造」『月刊地球』28巻、4号、pp.257-264、2006年。

外部リンク[]

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