| スルツェイ島 | |
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ファイル:Surtsey from plane, 1999.jpg スルツェイ島(1999年) | |
| 座標 | 北緯63度18分15秒西経20度36分20秒 |
| 面積 | 2.8km² |
| 海岸線長 | -km |
| 最高標高 | 173m |
| 所在海域 | 大西洋 |
| 所属国・地域 | アイスランド |
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噴煙を上げるスルツェイ島(1963年) 噴煙を上げるスルツェイ島(1963年) | |||
| 英名 | Surtsey | ||
| 仏名 | Surtsey | ||
| 面積 |
核心地域 3370 ha 緩衝地域 3190 ha | ||
| 登録区分 | 自然遺産 | ||
| 登録基準 | 自然遺産(9) | ||
| 登録年 | 2008年 | ||
| 公式サイト | ユネスコ本部(英語) | ||
| 世界遺産テンプレートを使用しています | |||
スルツェイ島(Surtsey)は、アイスランドにある無人島。1963年に海底火山の噴火により出現した。日本の西之島新島と並んで、海底火山の噴火から新島を形成した典型例として有名である。『スルツェイ』はアイスランド語で『スルトの島』を意味するため、本来『スルツェイ島』は重複表現である。
概要[]
- 面積 - 2.8km²
- 標高 - 173m
アイスランドは大西洋中央海嶺上にあり、火山活動が活発である。
歴史[]
- 1963年 - 11月14日 アイスランド南西海域付近で操業中の漁船が硫黄臭に気付き、午前7時に噴煙を確認。
- 11月15日 - 海上に新島を確認。
- 12月6日 - フランスの週刊誌記者が上陸。この事件をきっかけに新島を「Surtsey」と命名。
- 12月16日 - 科学者による初上陸。
- 1964年(1月) - たびたびの噴火で標高173メートルを記録。
- 2月2日 - 第二火口が形成され、第一火口の活動が停止。
- 4月 - 4月までに新島の周囲は1.7キロに達する。
- 4月4日 - 地上に出現した第二火口から溶岩の湧出が始まる(29日まで)。
- 7月9日 - 溶岩の湧出が再開(翌年1965年4月まで)。
- 1965年
- 5月 - アイスランド政府が聖域宣言。入島は許諾制となる。Surtsey Research Societyが設立される。
- 1967年
- 6月4日 - 火山活動が停止。
- 2008年
- 7月8日 - 第32回世界遺産委員会でアイスランド初の世界自然遺産として登録された。
スルツェイ式噴火[]
スルツェイ式噴火の仕組み: 1 水蒸気の雲; 2 火山灰(Cupressoid ash); 3 クレーター; 4 水; 5 溶岩と火山灰の層; 6 地層; 7 マグマの通り道; 8 マグマ溜り; 9 岩脈
従来、ウルトラブルカノ式と呼ばれていた噴火形式で、マグマたまりの中の水蒸気圧力が上昇することによって爆発するタイプであるが、高温のマグマが海水に触れることによって、大量の水蒸気を発生させ大爆発を起こすところから、マグマ水蒸気爆発と呼ばれる。さらに、スルツェイ島噴火が典型例であったところから、スルツェイ式と呼ばれるようになった。
神話との関わり[]
「スルト」とは、北欧神話に登場する、炎の剣を振りかざして南から神々に襲いくる巨人の名である。島の名付け親となった地質学者シーグルズル・ソゥラリンソンは、まさにアイスランドの南の海上で炎を吹き上げる様子からこの名を提案したが、このことが、神話を現在に伝える『詩のエッダ』や『散文のエッダ』がその内容に火山活動からの影響を受けていることを一般に知らしめた。
1965年6月にはスルツェイ島の浜辺に植物が生えているのが発見され、今日では緑に覆われて、アザラシや海鳥も集まる自然の楽園となっている。スルツェイ島出現以前にも新しく生まれた火山島でみられてきたこうした出来事が、『エッダ』で語られている、スルトの火焔によって焼かれて海に沈んだ大地が再び浮かび上がり、そこでは種を蒔かずとも穀物が実る、という描写として記録されたと考えることもできる。[1]
世界遺産登録基準[]
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
註[]
- ↑ ヴァルター・ハンゼン『アスガルドの秘密 北欧神話冒険紀行』 小林俊明、金井英一訳、東海大学出版会、2004年、308-311頁。
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