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付加体(ふかたい、accretionary prism)とは、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む際に、海洋プレートの上にたまっていた堆積物がはぎ取られ、陸側にくっついたままとなったもの。

日本列島の多くの部分はこの付加体からなる。日本列島の付加体の地質時代は、大陸側から太平洋側に向かって新しくなる傾向にあるが、これは太平洋側から海洋プレートが沈み込み新しい堆積物が付加されるということが繰り返された結果であると考えられている。付加体としては、四国の沖合に広く帯状に分布する地層である四万十帯がある。

関連項目[]

参考文献[]

  • 平朝彦 『日本列島の誕生』 岩波書店岩波新書〉、1990、ISBN 4-00-430148-3
  • 小川勇二郎・久田健一郎 『フィールドジオロジー5 付加体地質学』 共立出版、2005、ISBN 4-320-04685-4
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