地球型惑星 (固体惑星) |
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天王星型惑星(てんのうせいがたわくせい)とは、水やメタン、アンモニアが凝固した氷を主体とした巨大な惑星のこと。太陽系では土星より外側にある天王星・海王星がこれにあてはまる。
特徴[]

木星型惑星と天王星型惑星の内部構造の比較
当初、天王星、海王星はその大きさと位置から木星型惑星に分類されていた。しかし、ボイジャー2号の観測により、従来の予想より遥かに豊富な水やメタンが存在することが分かった。木星、土星は様々な有機化合物によって白、赤、橙、黄、茶色を混ぜ合わせた色をしているが、天王星、海王星は透き通るような青色をしている。これは水、そして大気中に含まれるメタンにより、赤色の光が吸収され、青い光のみを強く反射しているためだと考えられている。また水素の割合は低く、水やメタンの氷がマントルを構成し、地球の10倍程度の質量を持つ、岩石・金属質の中心核を取り囲んでいると考えられている。
天王星、海王星とも、太陽からの距離に対して表面の温度が割合高く、これは中心部で崩壊する放射性元素によるものだと考えられている。
その組成から、巨大氷惑星(アイスジャイアント、Ice Giant)とも呼ばれる。
これに対して、組成の主体がガスである木星や土星は、木星型惑星(巨大ガス惑星、ガスジャイアント、Gas Giant)と呼ばれる。
天王星の形成[]
惑星形成については、太陽系の起源と進化(「太陽系」の1項目)も参照されたい。
太陽系外惑星[]
いわゆるホット・ジュピターのうち、質量が比較的小さいものを「ホット・ネプチューン」と呼ぶことがある。
関連項目[]