太郎山 | |
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ファイル:Mt Taro viewing from Akanuma.jpg 太郎山。右側手前の稜線は男体山の裾野部分。 | |
標高 | 2,367.5m |
所在地 | 栃木県日光市 |
位置 |
北緯36度49分4.2秒 東経139度28分58.1秒 |
山系 | 日光火山群 |
種類 | 溶岩ドーム |
太郎山(たろうさん)は、栃木県日光市にある標高2,367.5mの火山。日本三百名山のひとつ。
概要[]
太郎山は那須火山帯日光火山群に属する標高2,367.5mの火山。男体山の北西、女峰山の西南西、戦場ヶ原の北東の方角にある独立峰である。
太郎山の山体は成層火山、頂上部は溶岩ドームと考えられている。いずれも第四紀火山である。
山麓部にはミズナラ、ブナ、カンバなどの広葉樹が繁茂しているが、山腹より頂上部にかけては主にコメツガの針葉樹林となっており、ほかにシラビソ、オオシラビソなどの針葉樹が交じっている[1]。山頂の南側、標高2280m付近の旧火口跡の凹地はかつて湿地であった草原があり、花畑という地名が付されている。
太郎山の志津峠からの登山道には日光三嶮のひとつに数えられている『新薙』(太郎山の山肌にある薙、ガレ場の名称)がある。この新薙では、薙の脇の岩を登り(下り)、山頂近くから山麓に向け崩落している薙(ガレ場)を渡る。新薙は男体山から北側に下りた志津峠と太郎山花畑の間の登山道に在る。太郎山登山道はこのほか山王峠の山王帽子山登山口から山王帽子山を経て小太郎山、太郎山と至るコースと、光徳温泉からハガタテを経て小太郎山、太郎山と登るコースがある。
山名[]
太郎山という山名は、この山が、男体山と女峰山の間にできた「長男」とみなされたことによるものと考えられ、この「夫婦」の間には、別に大真名子山、小真名子山も「うまれて」いる。
歴史、伝説[]
太郎山は日光山の山岳修験においても重要な役割を果たした山であり、山自体がご神体(太郎山権現)として登拝の対象となっていた。太郎山権現は、男体山(二荒山権現)、女峰山(瀧尾権現)とともに、日光三所権現の一角をなしている。現在でも、頂上には太郎山神社が祀られている。
林羅山の『二荒山神伝』によると、太郎山には有宇中将の子である馬王が新宮太郎明神として祀られているとされる。類似の伝承が朝日長者の伝説に見られる。
付近の山[]
関連画像[]
参考資料[]
関連項目[]
- 日光連山
- 日光表連山
- 奥日光
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