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孀婦岩
ファイル:Soufuiwa 07.jpg
孀婦岩遠景(2007年)
座標 北緯29度47分39秒
東経140度20分31秒
面積 0.01km²
海岸線長 -km
最高標高 99m
所在海域 太平洋フィリピン海
所属国・地域 日本東京都
  
ファイル:Soufuiwa 07 02.jpg

東側からの姿(2007年)

ファイル:Soufuiwa.jpg

航空写真(1978年)
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を元に作成。

ファイル:Izu islands.png

位置(図中の最下)

孀婦岩(そうふがん、そうふいわ)は伊豆諸島。伊豆諸島の最南端にある無人島で、所属市町村未定のため東京都の直轄となっており、東京都総務局の出先機関である八丈支庁が管理事務を行っている。日本の気象庁により活火山(ランク未分類)とされている。

地理[]

東京の南約 650 キロメートル鳥島の南約 76 キロメートルに位置する標高 99 メートル、東西 84 メートル、南北 56 メートルの顕著な黒色孤立突岩。火道内のマグマが硬化してできた典型的な岩頸であり、したがって岩質は玄武岩である。頂上付近には水面に対して垂直方向の柱状節理が認められる。面積は 0.01 平方キロメートルカルデラ式海底火山の外輪山にあたり、孀婦岩の南西 2.6 キロメートル、水深 240 メートルには火口がある。

その形状のために上陸することは困難であるが、ロッククライミングなどで上陸・登頂した例がわずかに存在する(1972年2003年。ただし転落事故も記録されている)。何れの町村に属しているかは未定の状態である。

周辺は航海の難所ながら、豊かな漁場として伊豆・小笠原漁民に知られる。また、高い透明度と豊富な魚影からスキューバダイビングの聖地とする人も多い。

歴史[]

イギリス人ジョン・ミアーズ(John Meares)(en)により、1788年4月9日に発見された(ただし、この時ミアーズは経度の測定を誤っている)。初めてこの岩を目撃したミアーズは「今まで私が見たあらゆる物体の中でももっとも素晴らしいもののひとつ」と評し、船員たちは「なにか超自然的な力が、突然この岩の形を今のものに変えた」と信じた。ミアーズらは、この岩を旧約聖書において約束を破り塩の柱に変えられてしまった女性の姿に重ね合わせて「ロトの妻 (Lot's Wife)」と命名した。公文書上では「そうふがん」となっているが、伊豆・小笠原島民一般には「そうふいわ」で通っている。

1975年に孀婦岩の北約 500 メートルの海域に緑色の変色水の発生が観測された。

生物相[]

海鳥の生息地となっているため、島は鳥の糞で白くなっている。また、頂部にイネ科の植物が存在する[1]

関連項目[]

外部リンク[]

参照[]


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