慶長三陸地震(けいちょうさんりくじしん)は、1611年12月2日(慶長16年10月28日)午後2時頃(現地時間)、現在の岩手県三陸沖(北緯39度、東経144.4度)を震源として発生した地震。地震の規模を示すマグニチュードは8.1。三陸地方一帯は強震に見舞われたが震害はほとんどなく、津波による被害が大きかった。
津波は三陸沿岸および北海道東岸に来襲し、伊達政宗領内で死者1783人、南部・津軽の海岸でも「人馬死んだもの3000余」という記録が残されている。現在の北海道の南東岸では、アイヌ民族が多数溺死したという。津波の波源域は1933年の昭和三陸地震とほぼ重なる。 テンプレート:Japanese-history-stub