打たせ湯(うたせゆ)は、浴場における湯の利用形態の一つである。
概要[]
高所に設置した湯口から多量の湯を放出し、湯の落下地点に人が立ったり、座ったりした形で湯に体を当て、湯の勢いでマッサージ効果を得ることを狙ったものである。打たせ湯の場所には通常は浴槽は設置されず、利用された湯はそのまま排出される。また、通常は立つまたは座る形での利用のため、その利用者のスペースは多くは確保されていないが、寝そべった形での利用も想定している場合は、それに合わせた広いスペースを提供している。
打たせ湯は多量のお湯を利用するため、常時放出型の打たせ湯の場合、通常は温泉で提供されることが多い。また利用形態の都合、エアロゾルが大量に発生することは避けられない。そのため、レジオネラ菌対策(循環したお湯からのエアロゾル発生を避ける)もあり、通常は掛け流しにて温泉が提供される。
打たせ湯を名物としている温泉地も存在し、その代表例は筋湯温泉である。