放射能泉(ほうしゃのうせん)は、掲示用泉質名に基づく温泉の泉質の分類の一種である。
概要[]
微量のラジウム、ラドンおよびアスタチンから水銀までの原子核崩壊によって生じる放射性同位体が含まれるのが特徴。放射能は人体への悪影響は微量であるため殆どなく、ホルミシス効果による免疫細胞の活性化による効能があるとされる。[要検証]
放射能泉のうち、ラジウム含有量が多いものを特にラジウム泉と呼ぶ。
泉質の定義[]
温泉水1kg中にラドンを3ナノキュリー(=8.25マッヘ単位)以上含有。
単純弱放射能泉・含弱放射能泉のラドン含有量は8.25マッヘ単位/kg以上50マッヘ単位/kg未満。単純放射能泉・含放射能泉は50マッヘ単位/kg以上。
新旧泉質名との対比[]
旧泉質名[]
- 放射能泉
新泉質名[]
- 単純弱放射能泉
- 単純放射能泉
- 含放射能泉
- 含弱放射能泉
放射能泉の場合、前述の泉質定義に合致すれば放射能泉となる。そのため、新泉質名による分類では“含放射能○○泉”、または“含弱放射能□□泉”と付く多くの泉質が存在する。
効能[]
※効能はその効果を万人に保障するものではない
泉質に基づく効能として、以下が挙げられる。
適応症[]
浴用[]
- 一般的適応症のほか、痛風、高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病、慢性婦人病、慢性胆嚢炎、胆石症
飲用[]
- 痛風、慢性消化器病、慢性胆嚢炎、胆石症、神経痛、筋肉痛、関節痛
禁忌症[]
- 浴用において一般的禁忌症。
関連項目[]
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