死火山(しかざん、extinct volcano)とは、有史以来活動の記録がない火山を指す、古い名称。現在では、死火山という言葉は休火山とともに学術的には廃用となっている(詳細は活火山の項を参照)。
活火山以外の火山については、現在では「活火山ではない」「活火山以外の火山」等という。但し、百万年以上にわたって活動の痕跡がないなど、今後活動する可能性がまったくない火山については、便宜的に死火山と呼ぶ場合もある。
かつて一部には富士山を死火山と理解する向きもあったが、1707年に宝永の大噴火を起こしており、今後も火山活動が発生すると考えられるため、全くの誤解である。また従来死火山とみなされていた木曽御嶽山が、1979年に水蒸気爆発を起こし、定義を大きく見直すきっかけとなった。
関連項目[]
et:Kustunud vulkaan nl:Dode vulkaan nn:Utdøydd vulkan pl:Wulkan wygasły