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{{Otheruses|[[静岡県]]の熱海|[[福島県]]の磐梯熱海|磐梯熱海温泉}} {{日本の温泉地 |名称 = 熱海温泉 |画像 = City of Atami.jpg |コメント = 観光ホテルが立ち並ぶ熱海の街 |所在地 = [[静岡県]][[熱海市]] |交通アクセス = 鉄道 : JR[[東海道新幹線]]またはJR[[東海道本線]][[熱海駅]]下車すぐ |泉質 = [[塩化物泉]] |泉温 = |湧出量 = 毎分18,000L |pH = |液性の分類 = 弱アルカリ性 |浸透圧の分類 = 低張性 |宿泊施設数 = |総収容人員数 = |年間浴客数 = |統計年度 = |外部リンク = [http://www.ataminews.gr.jp/ 熱海市観光協会] |特記事項 = }} '''熱海温泉'''(あたみおんせん)は、[[静岡県]][[熱海市]]にある[[温泉]]である。日本の三大温泉場の一つとも言われている。日本では温泉地として単に'''熱海'''(あたみ)と通称されることが多い。 == アクセス == * 鉄道 : JR[[東海道新幹線]]またはJR[[東海道本線]][[熱海駅]]下車すぐ。 海岸沿いの中心部へは、バスで約5分。また、JR[[伊東線]][[来宮駅]]からも、温泉地へ行くことが出来る。 == 泉質 == * ナトリウム・カルシウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉) <!-- これは、駅前の足湯の源泉、全部網羅できないけどよく似たものか?--> ** 毎分湧出量18,000L ** 無色透明の源泉 ** 総源泉数500本以上 海岸沿いは[[塩化物泉]]の[[源泉]]が多く、山沿いは硫酸塩泉の源泉が多い。古くは大半の源泉が硫酸塩泉であったが、[[ボーリング]]による源泉開発を多数行った結果、海沿いの源泉は、地下の線脈に海水の混入量が増えたため泉質が変わった。 == 温泉街 == [[File:Atami 01.jpg|thumb|thumb|240px|<center>温泉街の土産物店]] 港にすぐ山が迫る地形の中、海岸線に沿って旅館ホテルが立ち並ぶ。[[尾崎紅葉]]の「[[金色夜叉]]」の貫一お宮の像がある。 温泉街は駅近辺から海岸沿いまで広がっている。 === 共同湯 === [[共同浴場]]は下記の8軒存在する。多くは鄙びた共同浴場であり、熱海の歓楽的雰囲気はない。このほか、外来入浴が可能な公衆浴場(ホテル旅館と兼業の物を含む)が多数存在する。 * 駅前温泉浴場 * 上宿新宿共同浴場 * 清水町共同浴場 * 渚共同浴場 * 水口共同浴場 * 水口第2共同浴場 * 山田湯 * 竹の沢共同浴場 === 熱海七湯 === [[画像:Atami-kanketusen.jpg|right|thumb|240px|<center>熱海温泉の間欠泉]] 温泉街には、'''熱海七湯'''と呼ばれる、古くからの源泉が存在する。源泉は整備されているが、源泉の利用はホテル旅館等で使用されており、源泉にちなんだ共同浴場などはない(旅館ホテルの外来入浴のみ)。 '''熱海七湯'''は以下の7つの源泉である。 * 大湯 * 野中の湯 * 佐治郎の湯 * 風呂の湯 * 清左右衛門の湯 * 河原湯 * 小沢の湯 大湯は現在は人工の[[間欠泉]]として整備されている。大湯間欠泉は古くは自噴していたが、[[明治時代]]中期に自噴がとまった。その後、[[関東大震災]]の際に再び自噴が始まったが、昭和初期に再び自噴がとまった。その後、[[1962年]]([[昭和]]37年)に人工の間欠泉として整備され、現在に至っている。大湯間欠泉の傍には、日本最初の[[電話ボックス]]が再現されている。(現在の[[熱海ニューフジヤホテル]]アネックス館脇) == 歴史 == [[File:Atami 03.jpg|thumb|240px|<center>かつては文人の利用が多かった]] 熱海は歴史的にも古い温泉であり、およそ1500年前の仁賢天皇の時代、海中から熱湯が噴き出し、魚が爛れ死ぬのを近郷の者が発見、以来「熱い海」であることから、熱海と名付けられたとされる。また、天平宝字の頃に箱根権現の万巻上人が、この「熱い海」のために不漁に苦しむ漁民たちを救済すべく、祈願により源泉を海中から現在の山里に移したという伝説も残されている。 江戸時代には[[徳川家康]]が来湯し、以来徳川家御用達の名湯として名を馳せ、家光以降に、熱海の湯を江戸城に献上させる「御汲湯」を行わせた。 明治以降は文人墨客が多く訪れ、また多くの作品がこの地を舞台に描かれた。代表的なものは、尾崎紅葉の「金色夜叉」であり、一躍熱海を全国区のものにした。他に、[[永井荷風]]の「冬の日」、[[林芙美子]]の「うず潮」などである。 昭和30年代は、新婚旅行のメッカで、白いドレスに白のスーツケースを持ったそれと分かる[[アベック]]で賑わった。高度経済成長期、[[団体旅行]]を誘致するようになり、その客目当ての[[ストリップティーズ|ストリップ]]劇場や[[風俗店]]が増えたことによるイメージの低下や、[[1964年]]には[[東海道新幹線]]が開通したことによって[[東京]]と近隣からは容易に遠方の観光地へと出向けるようになったことも重なって家族連れの客離れが進んだ。[[バブル経済]]以降は団体客は減り、以前ほどの集客は望めず、休館している旅館が目立ち、それによって町が寂れた印象を与え、更に客離れが進むという悪循環に陥った。温泉ブームに乗って個人客は徐々に増えつつあるが、目の肥えた客を繋ぎ止めるためには旅館・ホテル側も相当の企業努力が求められる現状にある。 <!-- 尚、2005年には一連の[[秋葉系]]ブームに便乗したのか[[メイド喫茶]]ならぬメイドホテルがオープンしたが、僅かな期間で営業を終了してしまった。|記事が瑣末的すぎる --> 2008年以降はガソリン高騰、都心からの交通網の豊富さ、猛暑に伴い手頃な温泉地、リゾートとして再び脚光を浴びるようになっている。 また近年の新幹線通勤の広がりに伴い、高額所得者が熱海に温泉付の自宅を構えて都内へ新幹線で通勤するという光景も多く見られるようになっている。 == 歓楽街の代名詞 == かつて熱海温泉が日本を代表する歓楽温泉として栄華を誇ったことから、歓楽街として発展した一部の温泉を「○○の熱海」と宣伝していたことがある。 これらの温泉街も熱海温泉と同様に、バブル経済の崩壊、[[レジャー]]の多様化などの事情により客離れが進み、現状の温泉街を評して「かつて『○○の熱海』と呼ばれた××温泉は……」との文脈で語られる例も見られるようになった<ref>[[浅虫温泉]](東北の熱海)の例 - 『[[河北新報]]』1994年8月11日</ref>。 その一方で、山陰の熱海を名乗る[[皆生温泉]]のように、否定的、消極的な意味を伴わず、普通に宣伝文句として用いている例もある。 == 脚注 == <div style="font-size:88%"> <references/> </div> == 関連項目 == * [[日本二十五勝]] * [[秘宝館]] <!--* [[グロリア・エステファン]] - 新婚旅行で訪れている。--> *[[東京物語]] - [[熱海城]]やホテルが建つ以前の[[錦ヶ浦]]の[[情景]]が窺える。 == 外部リンク == * [http://www.ataminews.gr.jp/ 熱海市観光協会] * [http://www.atamispa.com/ 熱海温泉旅館組合公式サイト 熱海温泉お宿ナビ ] {{温泉}} {{DEFAULTSORT:あたみおんせん}} {{onsen-stub}} [[Category:静岡県の温泉]] [[category:熱海市]] * [http://www.atamispa.com/ 熱海温泉旅館組合公式サイト 熱海温泉お宿ナビ ]
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