福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)とは、北緯24度17分 東経141度28分(南硫黄島近傍)に位置する海底火山であり、北福徳カルデラ内の中央火口丘である。
有史以来たびたび噴火し、時には新島を形成するまでに至るが、すべて波浪により海没している。形成された新島は「新硫黄島」と呼ばれる。その後も海上保安庁や海上自衛隊による調査が行われており、2007年、2008年、2010年にも変色水が観測される。
年表[]
- 1904年-1905年:海底噴火により高さ145m、周囲約4.5km、面積7,936aの島が形成される。
- 1916年:島が海没する。
- 1986年:海底噴火によって島が形成されたが、短期間で島は海没する。
- 2005年:7月2日の海底噴火により、高さ1,000m、直径50-100mの巨大な水蒸気柱ができる。
- 2007年:12月1日、気象庁が噴火警報の発表を開始。以後「周辺海域警戒」を継続。
- 2010年:2月3日の海底噴火により、周囲で噴煙や変色水等が観測される[1]。
参考文献[]
- 加藤祐三 『軽石 : 海底火山からのメッセージ』 八坂書房、2009年。ISBN 978-4-89694-930-8。
関連項目[]
外部リンク[]
- 福徳岡ノ場 - 海域火山データベース 海上保安庁海洋情報部
- 気象庁による噴火記録
- 地図' 火山活動解説資料(平成18 年年報)
- 地図' 平成20 年 福徳岡ノ場
- 「福徳岡ノ場」の- Yahoo!ニュース
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