米丸(よねまる)は、鹿児島県姶良市にある直径約1kmの円形盆地を構成する火口跡。
約6000年前に起きたマグマ水蒸気爆発によって形成された。爆発当時は縄文海進の時期にあたり、この地域は海岸だったために水蒸気爆発につながった。爆発後、噴出物などによって周囲は急速に陸化し、火口跡にも川などから土砂が流入して平坦な盆地になった。2003年(平成15年)、約3km東にある住吉池とともにランクCの活火山に指定された。火口内に米丸温泉がある。
古くから稲作が行われていたが、泥が深く牛馬が入れない不便な水田であった。1902年(明治35年)に排水管が設置されて牛馬が入れるようになり、さらに1984年(昭和59年)から大規模な区画整理が行われ整然とした水田になった。