♨鹿塩温泉 | |
---|---|
温泉情報 | |
所在地 | 長野県下伊那郡大鹿村 |
交通アクセス | 鉄道 : 飯田線伊那大島駅より伊那バス大鹿線で約50分で最寄バス停鹿塩へ。バス停より徒歩約15分 |
泉質 | 塩化物泉 |
泉温 | 14 [[セルシウス度|テンプレート:℃]] |
宿泊施設数 | 3 |
鹿塩温泉(かしおおんせん)は、長野県下伊那郡大鹿村(旧国信濃国)の塩川沿いに湧出する天然塩水を利用した温泉である。
アクセス[]
- 鉄道 : 飯田線伊那大島駅より伊那バス大鹿線で約50分で最寄バス停鹿塩へ。バス停より徒歩約15分。
泉質[]
塩分濃度は、海水と同じ4パーセントであるが、含まれるミネラル分が異なることから、断層(中央構造線)に閉じこめられた化石海水ではないとされている。
温泉街[]
現在3件の旅館がある。日本秘湯を守る会に属する旅館も存在する。
村が整備した観光施設である「塩の里」では2つの大釜を使用して製塩を行っている。この塩は、にがり成分をほとんど含まないため、調理に使用すると素材の味や食感を損ねることがない。塩の里特産品直売所で購入することができる。
塩の里においては、大鹿村の特産品である大豆(平成中尾早生)を使用した豆腐を製造・販売している。遠方からわざわざ買い求めにくるほど人気がある。
歴史[]
建御名方神が鹿狩りをしている時に鹿が塩水を舐めているのを見て発見したとか、弘法大師がこの地を訪れた時に村人が塩に困窮していることを知り持っていた杖で地面を突いたところそこから塩水が湧出したとの伝説があり、相当古い時代からこの塩水が利用されてきたことがわかる。
南北朝時代に南朝方の宗良親王(後醍醐天皇の皇子)がこの地に入り、南朝方の拠点とできたのも、塩があったからだといわれている。
1875年、旧徳島藩士・黒部銑次郎が岩塩を求めて塩泉の採掘を始め、大掛かりな製塩場を設置し、食塩製造を行った。岩塩は結局発見することができず、塩水が湧出する理由は未だに謎である。
関連項目[]
|